脊柱管狭窄症の治療方法を知りましょう~ホネホネ元気~

病棟

腰に起こる椎間板の問題

先生

2つの分類

椎骨と椎骨の間でクッションの役割をしている椎間板に異常が生じたものを椎間板ヘルニアと言います。そして、椎間板ヘルニアが腰椎で発生した場合には腰椎椎間板ヘルニアと呼ばれます。腰椎椎間板ヘルニアは脱出型と膨隆型に分類されます。脱出型は、椎間板に亀裂が入ることで中の髄核が外へ飛び出してしまうものです。膨隆型は、椎間板と髄核が共に膨れ出すものになります。膨隆型の方が治りが悪いとされています。また、椎間板の飛び出す方向によっても分類され、外側ヘルニア、内側ヘルニア、中心性ヘルニアの3つに分けられます。腰椎椎間板ヘルニアの治療は、主に保存療法が選択されます。多くの場合保存療法のみで症状に改善が見られますが、改善が見られない場合には手術が行われます。

多くは保存療法で改善

腰椎椎間板ヘルニアで主に行われる治療は、薬物治療、温熱治療、牽引、コルセットの装着などです。薬を用いる場合は消炎鎮痛剤が使われます。神経ブロックも非常に有効な治療となります。症状が強い場合には、これらの治療法に加えて安静にすることが優先されます。腰椎椎間板ヘルニアでは、稀に緊急手術が必要となることがあります。それは、膀胱直腸障害を起こしているときになります。膀胱直腸障害とは、排尿困難や排便困難などが起こる障害のことです。仙骨神経にダメージを受けたときに起こります。または、下肢に重度の麻痺を起こしているときにも緊急手術が行われます。腰椎椎間板ヘルニアは比較的若い世代に発症します。腰に負担をかけるような動作を繰り返すことで発症しやすくなります。また、先天的な椎間板の形成異常も原因の一つだと言われています。最近では姿勢の悪い人が年代問わず増加しているため、腰椎椎間板ヘルニアを発症する人も増えるだろうと見られています。